4月20日 入社祭 祭文

これの神床にお鎮まり下さいます親神天理王命の御前に天理教本芝房分教会長 谷澤 茂男 慎んで申し上げます。

親神様には一列人間をお慈しみ下さいます厚い親心より潤いと温みの下、十全の御守護を以って結構にお連れ通り下さり、更には陽気世界建設を目指して、旬々のお仕込みを賜り、埃を払って成人の道にお導きお育て下さいます御慈愛の程、誠に有り難く勿体ない限りでございます。

私共は厚き御恵に御礼を申し上げつつ、教祖ひながたを通してお教え頂きました誠真実の道を届かぬ乍らもそれぞれの立場で御用の上につとめ励ませて頂いておりますが、その中にも今日の吉き日は、四月の入社祭を執り行う日柄でございますので、只今からおつとめ奉仕者一同、一手一つに新型コロナウィルスの終息の祈りも込め、陽気に勇んで十二下りてをどりを総立ちでつとめてさせて頂きます。

尚、この度のコロナウィルスの事情により祭典には、代表者のみで勤めさせて頂き、当教会の理につながるよふぼく信者はそれぞれの所々で、今日の日に合わせて、各教会、布教所、家庭より、入社祭に心をよせ、日頃の御恵みに御礼申し上げ、この事態の一日も早い御守護をお願い申し上げたいと存じます。

また、この月新たにお手引き頂きました  

・・・・   ・・・・    ・・・・  

計35名等は、親神様の御教えを素直に聞き分け、心の入れ替えと御恩報じを念じて、これからの人生を陽気に心明るく通らせて頂けますようお願い申し上げますと共に手引き親を始め、私達も精魂込めて丹精に当たらせて頂く決意でございます。何卒、末代かけて成人の道へとお連れ通り頂けますようお願い申し上げます。

私ども教会長をはじめよふぼく信者一同は、新型コロナウィルスの世界的感染拡大により緊急事態宣言が発令される混乱の社会情勢とお道の行事の縮小・中止という実に厳しい事情をお見せ頂く中に、おつとめを通してウイルスの終息を祈念するとともに、この度の節に込められた親神様の思召しを深い思案と反省を重ね、心構えとして

一、成ってくる理を受け入れましょう

一、成らん理をたんのうし、感謝・喜びに変えましょう

一、澄みし心でおたすけの行動を起こしましょう

の三つを心構えとし、暗い世相においても周囲を明るく照らす陽気ぐらしを実践できるよう、自分にできるおたすけ、自分だからできるおたすけを意識して布教実動に励み、本芝房直轄部内心一つに「澄みし心で 実のたすけを」の布教指針と「夫婦仲第一」「初参拝・初席・丹精・修養科」の実践に歩みを進めていく決心でございます。

又、婦人会創立百十周年記念総会をはじめ、二十九日に予定されていた全教一斉ひのきしんデーも中止となりましたが、毎日を健康に過ごせることに感謝して、ようぼくの信条たるひのきしんの態度をもって陽気ぐらしを広めていく活動に注力し、親神様・教祖にお喜び頂くべく、日々のひのきしんに励ませて頂く所存でございます。

親神様には何卒、私共の心定めをお受け取り下さいまして、この上共に変わらぬ親心を賜り、神人和楽の陽気ぐらしの世の状(さま)に一日も早くお導き下さいますよう、また新型コロナウイルスの一日も早い終息を賜りますよう、御守護の程を一同と共に謹んでお願い申し上げます。