本芝房に繋がるご信者の皆様へ
2020年 4月11日 12:20
本日は、尊い月次祭を代表のおつとめ奉仕者の方で勇んで勤めさせて頂きました。
日々は本芝房の理に繋がるご信者の皆さまには、澄みし心で、各々たすけ一条の上に真実のお勤めを頂き、誠にありがとうございます。
只今、日本はもとより世界中で新型コロナウイルス感染拡大が深刻化され、その影響から皆さまも心痛な日々をお過ごしのことと心からお見舞い申し上げます。
昨今のコロナ情勢は、日が経つにつれ状況は益々悪化しております。私の想定を超えるこの事態は、親神様がそれだけ、人々の心の立て替えを急き込まれる深い思し召しがあることが悟れます。私は、昨年秋頃から、世界ろくぢに踏みならすというおさしづの言葉が気に掛かり、本年のキーワードとして年頭の躍進会より話して参りました。
世界は高度な経済発展に伴い、格差社会が益々拡大しております。人間の剛気、強欲から対立、闘争、差別、貧困が生まれ、陽気ぐらしとは真反対の方向に人類は進んでいます。
そこで、親神様は、新型コロナウイルスを通して私達に心得違いを諭されています。
おさしづに
判断の付く理もある、付かん理もある。今までという。今までは撫(な)で摩(さす)りをして通りて居た。なれどこれからいつ/\までも撫で摩りはせぬ。出る所はすっきり落して了(しま)う。撫で摩りをすれば高い所より下ろす。低い所へはどうしても手が届き難(に)くい。高い所はすっきり取って了う。すれば低い所は均(な)れるであろう。變(へん)な話と思うやろう。世界すっきり均らす。これだけの話して置こう。(明治23年 9月2日 夜10時刻限)
と、高山、谷底、全ての人類に世界一列兄弟、ろっくの理を説かれています。
今、現代の私たちは、かつて経験した事のないウイルスとの戦いを次々と見せられ、緊急事態宣言が発令される程の事態に及んでいることは、非常に厳しい局面を迎えていると言えます。
では、お道の信仰者として私達は、どう思案したら良いのでしょうか?
おさしづに
内も外も同じ理や。人間はかしものや/\と聞かしてある。世界にはいかなる事も皆映してある。それ世界に映る。世界は鏡や。皆々めん/\心通りを身の内へ皆映る。前生の事もどうなるに、皆身の内へ映すと聞かしてある。たんのうと。いかなるもたんのうと。
(明治22年 2月4日)
この世は心通りの世界であり、心の有り様を鏡の如く世界に映して下さっているのです。
皆さんは、これからの事を心配していると思いますが、動揺することはありません。親神様は陽気ぐらしへ導く為に止む無く事情をお見せ下されたのです。今は、政府、自治体の歩調に合わせながら、それぞれが出来る心定めや信仰実践を努めていきましょう!
ここで、これからの心の置きどころとして、3つのポイントを掲げます!
① 成ってくる理を受け入れましょう!
② 成らん理をたんのうし、感謝、喜びに変えましょう!
③ 澄みし心でおたすけの行動を起こしましょう!
もう少し、詳しくお話しします。
① 成ってくる理を受け入れましょう!
・ 親神様の深い思惑、時期をも考え、成さった事です。親が故に、先々を考えての親心です。信じる、もたれる、疑わない信仰であります。
・ 成らん理、思うような結果が出ない時こそ、心定め、徳を積む時です。
② 成らん理をたんのうし、感謝、喜びに変えましょう!
・ 喜ぶためには、親神様の懐(ふところ)に住まわせて頂いていること。私達の身体は、親神様からの、かしもの・かりもの。親神様に感謝をしましょう!
・ 先日、我家で節がありました。妻が外で物を運んでいる際、滑って転んで右肘を骨折してしまいました。主人である私の身代わり、私の不徳の致すところです。妻はお陰で骨休みを頂きました。長女は、掃除、洗濯、料理と、家事をするようになりました。長男はぢばで祈りを捧げ、次男は尊いおさづけを取り次ぎ、私は初めて妻の髪を染めました。お陰で家族の絆を感じる節と成りました。有り難かったです。おまけに妻は左手で箸を使えるようになりました。
・ 今、学校の休校、テレワーク、在宅勤務、不要不急、特に娯楽外出の自粛など、この機会に家族の絆を深める時、夫婦仲第一の家族団欒(だんらん)をする時。高齢者、疾患者をいたわる時。単身者はコミュニケーションの大切さを考える時。人と人との繋がる喜びを感じる時。健康の有り難さを改めて感じる時。
③ 澄みし心でおたすけの行動を起こしましょう!
・ 成ってくる理を受け入れ、たんのうの心が治まり、感謝の心が溢れ、喜べるように成ったら、心は澄んでいきます。優しい心。許し合う心。慈(いつく)しむ心。敬う心。こうした心を培(つちか)い、身につける時。その心で、たすけ一条の輪を広げて行きましょう!
・ 十全の御守護、八つのほこりの教えをもって心を澄ます。
・ 真剣なるおつとめの姿勢。
・ 澄みし心になるためには、今、家庭や社会での実践、実行が大切ですが、時には悩んだり、判断に困ったりする時など、元なるぢばの出張り場所である教会参拝と、拝殿相談も必要となる場面があると思います。
教会に参拝できない環境の方は、オンライン等でご相談をお待ちしています。
(現在、電話は勿論、ネットによるおたすけ相談を検討しております)
※ 新型コロナウイルスにおける、特別措置法による緊急事態宣言を受けて
・発令解除まで、教会活動における集会行事は原則中止します。
・発令解除まで、たすけの根源である月次祭、入社祭には、密閉、密集、密接、いわゆる3密のクラスター環境を作らない。祭典中は最低限の奉仕者数で勤め、感染防止対策に十分配慮し、収束を祈願します。
(祭典後は通常拝殿となり、各自参拝が出来ます)
・空気清浄機、空間消毒液散布機の導入。換気、衛生の徹底。個人の手洗い、うがい等の奨励を徹底して、皆さまが安心して参拝出来るよう教会内の環境衛生に努めます。
・澄みし心を保つために、親神様、教祖、祖霊様に御礼、お願いをすること、相談したい方はおられると思います。教会は社会生活維持に必要な施設と捉え、このような事態でも通常通り、皆様の信仰道場として開いておりますので何かの折には、健康に留意しご参拝下さい。
このような節の中、最近、心に響いた教祖の逸話篇をご紹介します。
【どんな花でもな】逸話篇198
ある時、清水与之助、梅谷四郎兵衞、平野トラの三名が、教祖の御前に集まって、各自の講社が思うようにいかぬことを語り合うていると、教祖は、
「どんな花でもな、咲く年もあれば、咲かぬ年もあるで。一年咲かんでも、又、年が変われば咲くで。」 と、お聞かせ下されて、お慰(なぐさ)め下された、という。
正に今、親神様よりお見せ頂いている新型コロナウイルスの節は、結果にとらわれて一喜一憂していたことはおろか、今まで当たり前のように出来ていたことが、つとめられないことが現実であります。
しかし、このような時こそ、教祖のひながたを辿(たど)らせて頂くことが、道のようぼく、信仰者としての通り方です。
今、花は咲かぬとしても、いつかは必ず咲くのであります。ウイルス感染は終息するのであります。
その事を信じて、もたれて、疑わず、
①成ってくる理を受け入れましょう!
②成らん理をたんのうし、感謝、喜びに変えましょう!
③澄みし心でおたすけの行動を起こしましょう!
この三つの信仰的心構えで、心を携えて皆さんで乗りきりましょう!
※ 今月の入社祭について
今月の月次祭より更に縮小して、部内教会長と入り込み在住者で勤めさせて頂きます。
入社の祭儀式の後、十二下りの総立ちを勤めさせて頂きますので、皆さまには、当日遥拝にてご祈念をよろしくお願い致します。
※ 立教183年ひのきしんデーについて
毎年恒例の本年4月29日に行われる予定でした「全教一斉ひのきしんデー」は、只今の情勢に鑑(かんが)みて、埼玉教区、東京教区など多くの教区が中止となりました。
外出自粛要請が出ておりますので、それぞれの自宅にて、それぞれの自宅にて、ひのきしん精神で何かご恩報じの心でお勤め頂きたいと存じます。
しばらくの間、ご信者の皆様とお会い出来る機会が少なくなると思います。非常に寂しい思いです。皆様とは、ぢばと教会を芯に心で繋がっております。電話や様々なネットワーク、オンラインで繋がることも、現代ならではのコミュニケーションだと思います。
このような節目に、本芝房のホームページとして「みんなのつどい」が新たな情報発信の場としてスタートしましたし、おたすけでも大いに活用していきたいと考えておりますので遠慮なくお声がけ頂きたいと思います。よろしくお願い致します。
・結びに
このような時こそ、実(まこと)の信仰力が求められています。
私達、お道の信仰者が世界の先達となりましょう!
親神様に与えて頂いたこの大節を生き節となるよう、本芝房に繋がるみんなで一手一つに乗り越えていこうではありませんか!
皆様のご健康と陽気ぐらしを毎日、おつとめで心からお祈り申し上げております。
くれぐれも、お身体をご自愛下さい。皆様に親神様の御守護を!教祖は有り難いです!
最後までご清聴(ご精読)、誠に有り難うございました!
本芝房分教会長 谷澤茂男
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