新型コロナウイルスを鑑みて鑑みて
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が進み、今、世の中は世界的パンデミックという危機的事態に陥っています。国内におきましても、去る4月17日には全国的な「緊急事態宣言」が発令され、新型コロナウイルスの脅威は今まさに私達の本当に身近なところにまでに及んでいます。この影響を受け、青年会員の皆様、ご家族をはじめ関係各位の皆様に於かれましては大変、心痛な日々をお過ごしの事と心からお見舞い申し上げます。
お道では「世界は鏡」と教えられ、社会において生起する出来事は私達の心遣いが、社会という「鏡」に映し出された姿だとお聴かせ頂きます。特に、今回のような世界的規模に及ぶ大節の場合には、私達一人一人という意味合いよりもむしろ、社会的な世の中の有り様、つまり、「世界の心」に対する親神様の残念な思いの表れであるとお教え頂いています。
4月11日、代表のおつとめ奉仕者のみでつとめられた月次祭の祭典講話で、会長様は原典に現在の大節に込められる親神様の思召を求め、本芝房につながる私達に「皆さんは、これからの事を心配していると思いますが、動揺することはありません。親神様は陽気ぐらしへ導く為に止む無く事情をお見せ下されたのです。今は、政府、自治体の歩調に合わせながら、それぞれが出来る心定めや信仰実践に努めていきましょう!
ここで、これからの心の置きどころとして、三つのポイントを掲げます!
① 成ってくる理を受け入れましょう!
② 成らん理をたんのうし、感謝、喜びに変えましょう!
③ 澄みし心でおたすけの行動を起こしましょう!」
とお話し下さいました。そして、「教会は社会生活維持に必要な施設と捉え、このような事態でも通常通り、皆様の信仰道場として開いておりますので何かの折には、健康に留意しご参拝下さい」と親心をお掛け頂き、最後に逸話篇198を引用し、「正に私達は今、親神様よりお見せ頂いている新型コロナウイルスの節を通して、これまで結果にとらわれて一喜一憂していたことはおろか、当たり前のように出来ていたことが、つとめられないことを現実にお見せ頂いております。しかし、このような時こそ、教祖のひながたを辿らせて頂くことが、道のようぼく、信仰者としての通り方です。今、花は咲かぬとしても、いつかは必ず咲くのであります。ウイルス感染は終息するのであります。その事を信じて、もたれて、疑わず、先の三つの信仰的心構えを携えて皆さんで乗りきりましょう!」と勇ませて下さいました。(祭典講話の全文はHP「みんなのつどい」に掲載下さっておりますので、是非とも御参照下さい)
この御講話を拝聴させて頂き、私自身もそうですが、心が落ち着き、今、進むべき確固たる道標を得たと勇躍させて頂いた青年会員の方も多いのではないかと思います。
今、感染拡大阻止のために世界中で行われていることは、自己中心的な行動を控え、身の回りの人達に心を配って、社会的距離をもって行動することです。これはお道の言葉に換言するならば、「たすけ合いの実践」に他なりません。こうした大節を通して、世界中の人達の生き方が、たすけ合いに目覚めて、この難局を乗り越えることが出来れば、私達の暮らしはもっともっと親神様の思召である「陽気ぐらし」へと大きく変わっていくと思わせて頂きます。
近い将来、新型コロナウイルスの終息をお見せ頂いた時、「この大節のお陰様で」と、辛い現実の中にあってもお互い様に心から思えるように、会長様よりお示し頂いた三つの信仰的心構えを持って勇んで歩ませて頂きましょう!
青年会本芝房分会委員長 福井英之
0コメント